鉄道遺産・森林鉄道を描いた、峰村勝子の鉄道絵本「しんりんてつどう」(特製版)

しんりんてつどう」(特製版)

しんりんてつどう(特製版)
みねむらかつこ/作・絵 福音館書店

1970年代に全廃された森林鉄道は、北海道から九州まで
全1,228路線もあったそうです。

材木を運ぶだけでなく、通学の子どもたちを乗せる客車もあり
緊急搬送に使われることも。
山村の人々の暮らしには欠かせない存在なだけでなく
大変親しまれていたそうです。

台車に乗せた材木や客車や貨車を、村の駅から町の駅まで運ぶのは
蒸気機関車。
アメリカのボールドウィン製のリアタンク蒸気機関車で
燃料は薪。煙突が特徴的です。

山で伐採された材木を村まで運ぶのに活躍したのは、ディーゼル機関車。

本作は、文化遺産ともいえるそれらの鉄道車両が
いきいきと活躍している様子を描いた貴重な絵本です。

峰村勝子さんが、黒一色で、鉄道車両の力強さはもちろん
風景や当時の人々の様子まで、こまやかに描いています。

初出は、「こどものとも」1977年7月号ですが
本書は、1991年発刊の特製版です。ハードカバー版で、希少です!

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