1977年版ハードカバー【福音館のかがくのほん】三芳悌吉「ひきがえる」

「ひきがえる」(福音館のかがくのほん)三芳悌吉

「ひきがえる」(福音館のかがくのほん)
三芳悌吉/文・絵 福音館書店


1976年に刊行された「福音館のかがくのほん」(ハードカバー)です。
本書は、1977年第3刷。【絶版】絵本です。

作者は、「もりのむしとのはらのむし」「おおさんしょううお」(福音館書店)など
生物の絵本を手がける三芳悌吉さんです。

ひきがえるは、ガマガエル、イボガエルとも呼ばれ
昭和の頃には、池のある神社やお寺、またその近くの民家の庭にも
棲みついていたようですが、現在、ニホンヒキガエルは
地域によって希少種となっています。

いぼのあるずんぐりした体で、動きが鈍く、跳ねたりはしないで
じっとして長い舌で昆虫を捕まえて食べるそうです。
一番の特徴は、威嚇行動で、耳下線や皮膚線から毒液を放出する
ところです。

これは、ガマの油(俗説)となったり、漢方の気付け薬にも
利用されているそうです。

そんなヒキガエルの生態が詳しく親しみやすく描かれています。
骨格から内臓まで描かれた標本画まであります。
巻末には、その他の日本と世界の蛙がたくさん載っています。

希少絵本となりますので、本書をお探しの方
かえるファンの方、グッズコレクターの方にもおすすめです!

【はっぴい】商品詳細ページ
https://ehonhappy.ocnk.net/product/12149