ベルギーの絵本、アンネ・エルボー「そらいろのいえ」絶版絵本です!

アンネ・エルボー「そらいろのいえ」

そらいろのいえ
アンネ・エルボー/作 木本栄/訳 ひくまの出版

本の状態など詳しい商品説明は→→こちら

本日ご紹介の絵本、めずらしいベルギーの絵本です。

作者は、アンネ・エルボーさん。
ボローニャ・ラガッツィ賞などの受賞歴もあり、近年人気の
絵本作家さんです。

とおい世界の果ての丘の上には、広い美しい空と一本の木があるだけ。
そこにやってきた旅人は、この空の下で暮らしたいと、家をつくりはじめました。

つくられた家はちっぽけで、空を自由にとぶ鳥たちに笑われてしまうほど。

りっぱな家にしようと工夫をこらせばこらすほど、鳥たちは大笑い。

とうとう旅人は、「ぼくはどうしたらいいのだろう」と頭をかかえてしまいました。
旅人が最後にたどりついた答えとは・・・

アンネ・エルボーは、絵本という表現方法をめいっぱい楽しみながら
思いのままに文を書き、自由な発想で絵を描き、ポエムな感性が光ります。

絵は形や表情などから、コミカルにも感じます。

自然と(空と)一体となった旅人の姿を見た鳥たちは何も言わず
飛び去っていきます。

自然の中では、人間の営みは、なんてちっぽけなんだろうと思います。