ティム・バートンのクリスマスアニメを楽しい読み物で!「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス ディズニーアニメ小説版35」(偕成社)

「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス ディズニーアニメ小説版35」偕成社

「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
ディズニーアニメ小説版35」

橘高弓枝/文 偕成社
【新品バーゲンブック】★絶版★

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ハロウィン・タウンの住人たちの役割は、年に一度のハロウィンのお祭りに
人をとことん怖がらせること。
今年のハロウィンも大盛況で終わりました。
が、恐怖を演出することにかけては右にでる者はいない
かぼちゃの王ジャックは、毎年同じことをくりかえすことにうんざりしていました。

そんな時、ジャックは別世界の扉をみつけます。
そこは、雪が積もり、きらびやかな光、美しく飾られたツリー
音楽が流れ、明るい笑い声に満ちた世界、クリスマス・タウンでした。

すっかりクリスマスに魅せられたジャックは、ハロウィン・タウンの住人で
クリスマスを祝おうと計画します。
クリスマスがどんなものか知らないジャックたちの計画は
どんどんハロウィン風になっていきます。

みんなが喜んでくれると信じて暴走するジャックはとうとうサンタクロースまで
誘拐し、自分が「サンディ・クローズ」になってプレゼントを配ると言い出し
サンタクロースの帽子を取り上げて、クリスマスイブの町へ。
ところが、プレゼントの中身は恐ろしいものばかり。
世界中は大混乱に!

そのころサンタクロースは、邪悪なブギーの餌食にされようとしていました。

ジャックはこの事態をおおいに反省し、この事態をおさめてくれるのは
ただひとりだと気づいて、サンタクロースをブギーのもとから救いだします。

一連の騒動が落ち着いたとき、ジャックはハロウィン・タウンが
どんなに愛おしいか、ハロウィンが自分たちにとってどんなに楽しいお祭りか
再認識します。
ハロウィンもクリスマスもどちらも意義のある唯一無二のお祭りなのです!

ハロウィン・タウンに今まで見たことのない雪が降りました。
みんなは大喜び。
それは、サンタクロースからのクリスマスプレゼントでした。

ハリウッドの鬼才ティム・バートンが作り上げた傑作ファンタジー。
1993年公開のディズニーアニメをもとにした橘高弓枝さんの文は
読み応えがあり、大人の方も楽しめると思います。

原題は、クリスマスの有名な詩「The Night Before Christmas」
(クリスマスの前の晩)をもじった「The Nightmare Before Christmas」で
「クリスマス前の悪夢」
タイトルにもバートンのこだわりが感じられますね!

巻頭に、カラーのアニメ画やキャラクター紹介画が11ページ。
ページ内に挿絵はありませんが
巻末に、ティム・バートンのペン画(白黒)が9枚ついています。