クリスマス、お菓子の国、ねずみの王様も出てくる、ホフマン「くるみわりにんぎょう」絵は堀内誠一です

「くるみわりにんぎょう」堀内誠一

くるみわりにんぎょう
ホフマン/作 山主敏子/文 堀内誠一/絵 偕成社

くるみ割り人形は、木製の直立した人形型のくるみを割る道具です。
あごを開閉させてくるみを噛ませ、背中のレバーをひいてくるみを割る
仕組みです。
ドイツの伝統的な工芸品で、クリスマスの代表的な装飾品だそうです。

司法官として働いていたホフマンは、
1816年、童話「くるみ割り人形とねずみの王様」を書いた当時
ベルリンの大審院の判事をしていたそうです。

クリスマスの夜、マリーとフリッツに贈られたくるみ割り人形から
物語がはじまります。

チャイコフスキーの有名なバレエ組曲「くるみわり人形」は
「くるみ割り人形とねずみの王様」が原作です。

本書では、マリーが壊れてしまったくるみ割り人形をいたわり
くるみ割り人形がそのお礼に美しいお菓子の国に招待するという話に
なっています。(くるみ割り人形は、お菓子の国の王子だったのです。)

七つの頭のねずみの王様やお菓子の国の様子など
ファンタジーの世界を、あざやかで幻想的な色彩の堀内誠一さんの絵で
楽しめます。

初版は、1968年制作のロングセラー絵本です。

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