ボリッジにプティングも!英国家庭料理レシピ絵本「ピーターラビットのたのしい料理」

ピーターラビットのたのしい料理

ピーターラビットのたのしい料理
ビアトリクス・ポター/画 フレデリック・ウォーン社/編 北野佐久子/訳
福音館書店


ピーターラビットのおはなしや登場する仲間たちをイメージした
英国の家庭料理レシピが21種類載っている「Cookery Book」

料理は「パーティー用」「朝食」「昼食・夕食」「プティング」の
グループに分かれていて
それぞれの料理の【材料】【必要な道具】【つくり方】が
日本語訳でわかりやすく書かれています。

「ピーターラビット」ですから、生活感があって気取りがない
つつましやかな料理です。

もちろん!ビアトリクス・ポターの挿絵もたくさん楽しめます。

「ミセス・ラビットのほしぶどういりパン」
「ピグリン・ブランドのポリッジ」
「ジャガイモとグレービーの鍋煮こみ」
「タビタ・トウィチットのローリー・ポーリー・プディング」など
フレデリックウォーン社編集の料理のかずかず・・・
食べたことがないものばかりで、味の予想もつきませんが
名前からしてなんだかおいしそうです。

ボリッジは英国でよく食べられるオートミールとミルクを煮た
温かい朝食だそうです。
「マクレガーさんのボリッジ」では、オートミールを煮て
冷たい牛乳をかけています。

プディングは、日本ではおやつのプリンを連想しますが
英国では、昼食や夕食で食べる料理で
ライスや小麦粉、パンなどを使って作る主食(日本のごはん)の
ようなものだそうです。

「リビーおばさんのカスタードクリーム」では
作ったカスタードクリームをローリー・ポーリー・プディングに
そえて食べます。
他にあたたかいハチミツやジャムをかけて食べると書かれています。
甘い系もあるのですね。

パンを角切りにして、温めたミルクをかけ、ブラックベリーを
のせるだけという、とても簡単なプティングも紹介しています。

英国の料理を知るきっかけにもなりますね。