クリスマスにも活躍する小さな妖精 「フィンランドの小人トントゥ」マウリ・クンナスの絵本

フィンランドの小人たちトントゥ

フィンランドの小人トントゥ
マウリ・クンナス/作 稲垣美晴/訳 猫の言葉社

トントゥは、家の守り神の小さな妖精です。
馬小屋や穀物小屋など、家のあちこちに、それぞれのトントゥが
いるそうです。

この小さな妖精は、スウェーデンではトムテ
ノルウェーやデンマークではニッセ
フィンランドでトントゥと呼ばれています。

本書には、「音楽の好きなトントゥ」「おこりっぽいトントゥばあさん」
など、15話のトントゥのお話が載っています。

楽しいクリスマスのお話も載っています。
「トントゥのクリスマス」です。

サンタクロースがいなかった頃には、クリスマスはトントゥと
お祝いをしていたそうです。
クリスマス・イブには、トントゥのためのご馳走が並べられ
トントゥは一晩中ご馳走を食べて過ごすそうです。

マウリ・クンナスの愉快なあたたかみのある絵とともに楽しめます!

フィンランドでは、クリスマス・トントゥがサンタクロースの
お手伝いをするとも伝えられています。
子どもたちがいい子でいるか見に来たり、サンタクロースと一緒に
プレゼントを配ったりするそうです。

マウリ・クンナスの人気絵本サンタクロースと小人たち(偕成社)に
登場していますね。

本書は、マウリ・クンナスのデビュー作で、1982年に文化出版局から
刊行された「フィンランドのこびとたちトントゥ」の加筆復刊版です!